地方消滅
続けて、地方消滅です。
この本も人口動態から始まります。
20~39歳の女性が半分以下になる、老人&生産年齢人口も減少する →
893の地方が消滅する、と書いています。
ただ20~39歳の女性人口が半分以下になったあと、どうなっちゃうのか、どう消滅するのかは書かれていなかったので想像できませんでした。
とにかく地方が危ない、というか、人口が減ってしまって現状のシステムでは耐えられないというのは想像できます。
本書での提言は、
減少する要因のひとつである地方→東京に集まっちゃう若者を、せめて地方の拠点都市がダムとして集められるようにしよう、そこにカネをかけましょう、ということでした。地方の山村は捨てちゃおう、とも読み取れましたが。
いずれにしても人が減るのは予想されるので、個人的には、
・減少率の傾きを減らす政策を実行する。(急減したら対応が大変だから)
・人口が「徐々に」減っている間に自治体のサイズも減らしていく。
というのができればいいのでしょう。人口がものすごく少なかった江戸時代にも山村に人はいたし、集落はあったはずですから。
ただ、自治体のサイズを減らす、ということは政治的に難しいはずです。