東大読書:効率的に本の情報を知識化するには
どうやったら、読んだ本(実用書)の内容を効率的に知識にすることができるでしょうか。
それは本を能動的に読むことです。
誰もが、なんとなく本を選んで、なんとなく読んだ気になったことがあると思います。
何日もかけて読み終わったけど、「何が書いてたっけ?」というやつです。
実際に私も
「これを読んでいると格好いいかも(学生の頃は特に)」
とか、
「古典にこそ普遍的な知識が書かれているはずだ(今も)」
とかの理由で、無理して岩波文庫を読んだ結果、何も頭に入っていない、という経験があります。
このような事態にならないようにするには、本を能動的に読むことが重要です。
読書中に、「なぜだ?」と疑問に思ったり、「そこはおかしくないか?」とか心の中で反論したり、「結局これが大事だよね」と要約したり、と、
まるで本とディスカッションするように読むことで、知識が脳内に定着する効率が非常に高まります。
さらに、これらの「疑問に思ったり、反論したり、要約したり」というアウトプットの活動割合を、全体の活動量の6割~7割にすることでさらに効率がよくなります。
(つまり「単純に文字を読む」というインプットの活動は3割~4割だけでよい)
個人的には、本書の内容に加えて「さっさと読み終える」も追加したいです。
(数日も同じ本に時間をかけていたら、冒頭の内容なんか忘れちゃうので)
そのためには、読む順番を
タイトル → はじめに → 目次 → 最終章 → 詳細
という流れで読むと、かなり早く読めると思います。
※もちろん、ここで書かれている本というのは「実用書」であって、物語・小説を読む場合にはこの限りではありません。