「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

本書は、司馬遼太郎の主な著作を解説しながら、戦国時代以降の歴史を紹介するという本です。 司馬遼太郎の著作を通して歴史を紹介しているので、単純な歴史紹介ではなく、「司馬遼太郎がどんなふうにそれぞれの歴史を見て、どのように登場人物をそれぞれの小…

歴史に「何を」学ぶのか

半藤一利による若者向けの近現代史入門書(+半分自伝)です。 内容については、著者のこれまでの著作の内容を改めて平易に紹介しているだけなので、「昭和史」や「日本のいちばん長い日」を読んだ人には、特に改めて読む価値はありません。 とは言っても、…

財政のしくみがわかる本

公務員という職業をやっていると、必ずと言っていいほど 「この仕事って意味あんのかな?」 という基本的かつ大きな悩みに直面します。 そんなときに本書は 「そもそも政府とはね…」とか「そもそも税とはね…」 という基本的なところを教えてくれるため、 も…

The New Odyssey(シリア難民)

2011年チュニジアから始まった「アラブの春」は、ずっと変わらないと思われていたアフリカの独裁体制を有する国々(エジプトとかリビアとか)の体制を壊しました。 独裁体制の中で、体制を転覆させるほどの大規模デモが起きた背景には、当時加速度的に広まっ…

失敗の本質

この本は、大東亜戦争における日本軍の戦い方、負け方を分析し、日本軍、日本人が失敗に至る原因を探る書籍です。 などと、改めて紹介する必要がないほど有名ですが、今回読んでみて、この本は左翼的な「自虐」とはまた違った自虐本だなと思いました。左翼的…

人工知能(ハーバードビジネスレビュー)

続けて人工知能の本です。ハーバードビジネスレビューの人工知能に関する論文をまとめて書籍にしたものです。 人工知能の特徴がよくまとまっているのは、第2章の「人工知能はビジネスをどう変えるか」の部分です。 ー以下、抜粋(一部加工、追記あり)ー 〇…

人工知能は人間を超えるか

巷間、「人工知能」や「AI(Artificial Intelligence)」という単語が、様々な思惑とともに流行しているようです。ワタクシも流行に乗って概要でも理解してみようと手に取ってみました。 まずは、松尾豊氏の「人工知能は人間を超えるか」です。 ちなみに、こ…

沈黙(遠藤周作)

マーティン・スコセッシの「沈黙」のレンタルが始まっているようなので、映画を見る前に再読。 この時代は、多くの人(特に農民)は満足に食べることもできず、病気になっても薬はなく、厳しい年貢の取り立てに追い立てられる、という、生きてること自体が苦…

マックス・ウェーバーを読む & 職業としての政治

今回は、マックス・ウェーバー先生を読んでみました。 マックス・ウェーバー。 名前は有名ですが、文系の世界で偉い人、くらいしか基礎知識はありません。 文系の人は必須で読んでたりするんですかね。 理系におけるラプラス変換みたいな。ちょっと違うか。 …

3/31メモ

文藝春秋1月号 佐々木毅『私は、今の日本社会には「三重の亀裂」が走っていると考えています。 一つは、富裕層と低所得層という「所得の亀裂」、二つ目が東京圏と東京圏以外という「地域間の亀裂」、三つ目は高齢者と若者という「世代間の亀裂」です。』

小谷野敦のカスタマーレビュー

読んではいけないと思いつつ、ブックガイドの類を読んでしまいました(ブックガイドを読むと読みたい本が増えて収集つかなくなるから)。 小谷野敦の文章リズムが私は苦手なのですが、このような短文批評はなぜか読みやすかったです。 <読みたくなった本、…

寡黙なる巨人

脳梗塞になった医者、多田富雄氏の絶望と苦しみ、 そして生の喜びがひしひしと伝わってきます。 脳梗塞になって半身不随の後遺症、と書くと、簡単なのですが、 実際は、声を出す、食事を飲み込む、立つ、歩く、などの当り前に 無意識で動いていた筋肉が動か…

敗北を抱きしめて(上巻)

本書は、戦後の大混乱の中を、いろんな日本人がいろんな生き方をしていた、ということをそれこそ小説、音楽、風俗、いろんな資料を基に教えてくれます。 上巻を通して感じたことは、アメリカの押し付け民主主義を、日本人たちは混乱しながらも明るく受け入れ…

ニッポン景観論

「愛しているなら、怒らねばならない」という白洲正子の言葉通り、怒りながら皮肉をまぜて「美しくない日本の景観」をとにかく挙げ連ねています。 電線、鉄塔、看板、広告、コンクリート土木、周りと調和していない建築物・・・ 全九章のうち、一章から七章…

地方消滅

続けて、地方消滅です。 この本も人口動態から始まります。 20~39歳の女性が半分以下になる、老人&生産年齢人口も減少する → 893の地方が消滅する、と書いています。 ただ20~39歳の女性人口が半分以下になったあと、どうなっちゃうのか、どう消滅するのか…

2050年の世界

時間ができたこともあり、「2050年の世界」を読みました。 この本は、UKのthe Economistが「2050年ってどんな世界になるんだろう」を予想しているものです。あくまで予想です。何がどこまで当たるかわかりません。 ただ、人口統計については実際に近い数字が…